◆着圧の呼び方?
最近は、タイツやストッキングで着圧という物が多くあります。
「着圧」と呼ぶのはストッキングやタイツなどが多いと思います。
スポーツの場合は「コンプレッション」と呼ぶことが多く、
医療(メディカル)では「圧迫」「圧力」、と呼ぶような気がします。
ストッキング、タイツはhPa(ヘクトパスカル)という単位を基本的に使用しており、
医療になるとmmHg(ミリハーゲー、ミリエッチジー)の単位を使うことがほとんどです。1mmHg=1.33hPa です。間違わないようにして下さい。
30mmHgを普通の着圧ソックスと思ってかうと実際は約40hPaで、この強さは、
リンパ浮腫などの治療に用いるような強さで、メディカルでは強圧と呼ばれる部類に入ります。
35hPaのストッキングです。旧メディックピエド商品で、楽天で格安で販売中です。
◆スポーツでは?
スポーツでは、ほとんど数値を書いている商品がありません。各社、商品の用途や特色でイメージをさせて、差別化していたり、ブランド力で商品をイメージさせている所があるように思えます。
なぜスポーツではそのような目安の数字を置かないかと、考えてみました。
ここからは、勝手な想像です。
商品を作るときは必ず試着と圧の測定も行っていると思います。
しかし、スポーツタイツなどではカットソーが多いので、各部位で違う生地を使っていたりしますが、基本的には生地の種類と見かけ寸法で管理しているため、縫製工場などでは、圧が測定できないので、最終的な製品にも圧を書いていないのではと思っています。(勝手な想像です。違っていたらすいません。)
逆に考えると、圧を書いている商品は、ストッキング、タイツ、(靴下も)を作っている工場、メーカーが製造している可能性が高いと言えるのかもしれません。
ストッキング、タイツのニット製品は、見かけ寸は参考値で、ストレッチ寸(引っ張って測定する)が基本で、圧に関しては毎回ロットを測定して数値を確認をします。
ストレッチ寸法と着圧数値の両方を管理しています。
(靴下工場は通常は見かけ寸法が中心だと思います。どうやって着圧管理しているかわかりません・・・。)
またストッキング、タイツ、靴下は、ほとんどが丸編みニットであり、大量生産型なので値段が少し安くなっています。(一部横編み等あります。)
着圧の測定器ですが、弊社はザルツマンとハトラーを使用しています。
◆段階着圧設計って?
「段階着圧設計」と書いてある事が多いですが、ストッキングやタイツ、スポーツタイツ、医療用弾性ストッキングもすべて基本的には「段階着圧設計」となっています。
「段階着圧設計」が何かと言うと、足首からふくらはぎ、太ももと各部位で圧力が違っており、基本的に足首が一番強く、ふくらはぎ、太ももへ向かうに連れて圧が弱くなっている物です。
段階と言うのは、足首からふくらはぎにかけて徐々に圧を弱めています。
各社の設定で色々とあると思います。その段階のかけ方が各社の特色となっている事もあると思います。
弊社では、このようなストッキングを製造しております。
ストッキングでは足首は12hPa前後が普通だと思います。
◆着圧ソックスについて
自社で製造している、一般医療機器の弾性ストッキング
メディックピエド ハイソックス
こちらは35hPa。なかなか強い圧です。
この力強いパッケージは他社ではないと思います。はじめは違和感しかありませんでしたが、時間がたってくると、差別化できているように感じてきました。
どこで売っているの?って方が多いと思います。
レガルト楽天ショップの「レッグスタイル」で販売中です。
テレワークで動かなくなっている方いかがでしょうか?
その②に続く。(また時間ができたときに)
その②の予告
・着圧ソックスの作り方について
・一般医療機器弾性ストッキングについて
・着圧商品の効果について
・寝るときに履く商品について