香川シームレス株式会社 BLOG

ストッキング工場のブログ@香川シームレス㈱

女性も知らないストッキングの専門的な事から地域や社内の話題まで (ストッキング、タイツ、着圧ソックス、弾性ストッキング、製造、工場など)

日本靴下協会について

日本靴下協会という組織があります。

www.js-hosiery.jp

日本の主要な靴下、ストッキングメーカーが会員として参加しています。

下記は靴下協会のホームページから持ってきたものですが、

ひょっとすると資料は古いかもしれません。

 

業界では当たり前の企業ばかり参加しています。

 

香川シームレスは50音順で4番目になっています。

 

その他、アツギさん、グンゼさん、福助さんなどストッキングの大手メーカーや

 

岡本さん、助野さん、タビオさん、チュチュアンナさん、など靴下大手も会員となっています。

 

    会員名    ウェブサイト
1    アツギ株式会社    http://www.atsugi.co.jp
2    オーアイ工業株式会社    http://www.oaikogyo.co.jp
3    岡本株式会社    http://www.okamotogroup.com
4    香川シームレス株式会社    http://www.k-seamless.co.jp
5    河村繊維株式会社    http://www.kawamura-group.co.jp
6    関東ナイロン株式会社    http://www.kanto-nylon.co.jp
7    グンゼ株式会社    http://www.gunze.co.jp
8    コーマ株式会社    http://www.cooma.co.jp
9    スカラー株式会社    http://www.scholar-s.co.jp
11    助野株式会社    http://www.sukeno.co.jp
11    タビオ株式会社    http://www.tabio.com
12    東光株式会社    http://www.toko-inc.co.jp
13    株式会社チュチュアンナ    http://www.tutuanna.co.jp
14    株式会社ナイガイ    http://www.naigai.co.jp
15    福助株式会社    http://www.fukuske.com
16    福西メリヤス株式会社    http://www.fukunishi.co.jp
17    プラスナイロン株式会社    http://www.plus-ny.co.jp
18    株式会社三笠    http://www.kk-mikasa.co.jp
19    株式会社山忠    http://www.onmusubi.jp
20    ラモナー株式会社    http://www.lamona.co.jp
21    株式会社レヴアル    http://www.rval.jp
22    株式会社レナウンインクス    http://www.renown.com
23    レンフロ・ジャパン株式会社    http://renfrojapan.com
24    株式会社ワカバ    http://www.kutushita.com/
25    株式会社 トワ・エ・アシュエール    http://www.toi-et-hr.com/

 

 

団体会員として日本各地で地元の靴下協会があり、

そちらにのみ参加している企業も多いと思います。

 

     会員名    ウェブサイト
1    (財)東京靴下工業会    http://tokyohi.net
2    愛知県靴下工業組合    http://www.aiweb.or.jp/seni/member/16/index.html
3    大阪靴下工業協同組合    http://www.kutsushita.jp
4    奈良県靴下工業協同組合    http://www.apparel-nara.com
5    兵庫県靴下工業組合    http://www.hyogosocks.or.jp
6    香川・高知県靴下工業組合     
7    四国靴下工業組合     
8    九州靴下工業組合    

 

賛助会員として、原糸メーカー、染料メーカー、資材メーカー、商社、編機メーカーなどが参加しております。



 

久しぶりに靴下協会のホームページを見に行くと、

靴下ソムリエの試験について告知があったので、受けてみようかと思っています。

img_sommelier_01.gif

www.apparel-nara.com

 

 

ストッキング業界はコロナの影響により、テレワークが増えたり、冠婚葬祭やイベントなどに参加する機会が減って、ストッキング着用機会が激減している影響で、需要が激減しております。さらに、原油高から始まり、エネルギー(ガス、電気)コストが高くなり、同時に材料(原糸、資材)の高騰、近年の人件費の高騰により、製造コストが上がりすぎて、国内生産が非常に厳しい状況となっております。

ストッキングの大量生産型産業では大きなダメージを受けております。

 

 

 

4月頃から食料品等が相次ぐ値上げをしております。しかし、ストッキングは値段据え置きとなっており、場合によっては在庫処分の為に叩き売っている店すらあると思います。

 

何とか業界全体で上代設定を上げてもらいたいですが、なかなか進まないのが現状です。

 

1月に発表されたアツギさんの国内生産終了というニュースは業界に衝撃が走りました。

news.yahoo.co.jp

 

そんなストッキングですが、まだ必要としている人も多く、弊社でもストッキングの生産を減らしながらも、なんとか継続はしていこうと奮闘している状況です。

 

 

新商品「ハグクミ」ができました。

ホームページでは既に公開していますが、

新商品の「ハグクミ」が出来ました。

一般医療機器に登録された弾性ストッキングに分類されます。

ハイソックスタイプで、むくみの軽減等の効果効能があります。

 

ハグクミ | 新着情報 | 香川シームレス

 

「hugkumi ハグクミ」はhug+kumi を合わせてイメージしています。


“hug”=まるで抱きしめられているような包容力と、
引き締め機能を発揮してくれる安心感を。


“kumi”には、リバーシブルでの活用やふくらはぎサポーターとしての再利用など、
ライフスタイルに合わせた組み合わせとエコを育む意味を込めて―。

 

パッケージは紙製の箱型となっています。
おしゃれなデザインで、しっかりとした箱になっており、
購入しても何か小物入れとして使い続けられるように考えました。

 

 

箱に帯を巻いて、帯を取ればかわいいデザインの箱になります。

 

パッケージの柄にはひとつづつ意味があります。

今までの弾性ストッキング(着圧ソックス等)は

①生地が薄い

②温かくない

③履きづらい

④地味

これらを克服した着圧ソックスを目標に企画を考えました。

①②折り返す事で2重にして暖かさをプラス

③履くときは1枚生地で履きやすく折り返すことで締め付けがアップする

④華やかな色も追加

 

またSDGsも考慮して、

⑤パッケージをすぐに捨てる→エコ素材紙
だけではなく、小箱をおしゃれにしてついつい何か小物を入れたくなるように、しました。

⑥靴下は穴が空くと捨ててしまいます。しかし、それでは勿体ないので、穴が空いた場合は、つま先を切ればオープントウソックスとしてお家の中やおやすみ用として使用できるようにしました。切った所がほつれないような特殊な製造方法となっています。

かかとに穴が空いた場合は、足首で切る事でふくらはぎサポーターとして使い続けられます。こちらももつれない特殊な製造方法となっています。

 

 

履き方を色々と変えられ、長く使い続けられる新しい靴下の提案となっています。

今までの単なる消耗品の靴下から長く使い続けられる靴下。

 

販売はもう少し先となっております。

販売開始の時はこちらのブログでも報告させていただきます。

 

 

12月15日 地元の丸亀市と災害時協定を締結いたしました。

 

香川県丸亀市と災害時協定を締結しました。

12月15日に丸亀市との協定調印式を行いました。

 

協定の内容としては、『丸亀市は災害時に物資の調達の必要があると認めるときに、

香川シームレス㈱に物資の調達を要請することができ、香川シームレス㈱は優先的に

供給することに努める』という物で、

災害用弾性ストッキングや冬ならタイツ、靴下などが該当すると思います。

 

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先日の都市伝説のテレビでも2035年前後で大地震の可能性が高いのではという話がありました。噴火、地震などある程度科学の進歩で以前よりは精度よく予知ができるのではと思います。

 

近年の異常気象なども含めて、

いざというときの為に、準備をしておくことは必要と思います。

水、非常食、位は少し備蓄しておいてもいいのではと思います。

靴下・サポーター下取りキャンペーンについて

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2021年12月19日0:00から

靴下・サポーター下取りキャンペーンを開催いたします。

 

え~!! ほんと!? 穴のあいた靴下でもOK「靴下・サポーター下取りキャンペーン」1500円相当のポイントクーポンをプレゼント|香川シームレス株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

 

下取り品は、摩耗度合い等調査させていただき、今後の商品開発に活かします。新品靴下や、きれいなサポーターなどは学校、自治体、施設等に寄贈を考えています。

 

靴下、サポーターを多く持っていて、新しく買う必要が無い方、

穴があいたり、傷んだりして捨てようと思っている靴下がある方の

購買意欲を後押しするキャンペーンとなります。

 

また、買ったけどサイズが合わずに着用していなかったり、

着用感、柄などが気に入らない物など

何でも下取りいたします。

 

※下取り品の送料の負担をお願いいたします。

※使用済み下取り品は必ず洗濯をしてから発送をお願いします。

※フォーム登録先着500名様限定

 

手順

①フォームに登録 12月19日 0:00からスタート

②下取り品の送り先情報を記載したメールを返信いたします。

③下取り品を送付(送料はお客様負担となります)

④弊社に到着した時に、照合してフォーム登録メールアドレス宛に

ポイントクーポンを送付いたします。

⑤Actcycショップで購入時にクーポンコードを入力すると1500円分としてご利用いただけます。

 

 

Actcycショップの品揃えを一部変更中です。

マクアケ5本指ソックス

ふくらはぎサポーター 新色、新サイズ

肘、手首等サポーター

スポーツタイツなど

 

 

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・穴のあいた靴下

・片方が行方不明になった靴下

・サイズが合わない靴下

・手編みの靴下

・新品の靴下

・ストッキング、タイツ(婦人長靴下です)

靴下なら何でも下取りいたします。

 

・使わなくなった膝サポーター

・腰サポーター

・むち打ちの時に使用していて使わなくなったサポーター

・ほつれたふくらはぎサポーター

・間違って買った新品のサポーター

サポーターなら何でも下取りいたします。

 

というキャンペーンを企画しましたが、

不安でいっぱいです。

来なくても嫌だし、応募が多すぎても・・・。

 

という事で、皆さんよろしくお願いいたします!

 

え~!! ほんと!? 穴のあいた靴下でもOK「靴下・サポーター下取りキャンペーン」1500円相当のポイントクーポンをプレゼント|香川シームレス株式会社のプレスリリース (prtimes.jp)

地元フリーペーパー リビングたかまつのSDGs特集に掲載されました!

地元フリーペーパー リビングたかまつの月4回ほど新聞の折り込み紙面の中の

月1回のSDGs特集に掲載していただきました!

 

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高松リビング新聞社様のホームページでもデジタル紙面で読めます。

https://www.takalivi.com/backnumber/7%e6%9c%8823%e6%97%a5%e5%8f%b7/

 

オリーブ着圧シリーズとエコパンストを取り上げていただきました。

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その下には㈱フクシンさんが掲載されていました。
僕の知っている香川県に企業ではダントツにSDGsが進んでいる企業です。

 

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㈱フクシンさんは工場の電気を100%再生可能エネルギーにしたり、
記事にもある永久修理保証のブランドを作ったりと、
SDGsに非常に取り組んでいる企業です。

 

また制服のジャンバーもあのパタゴニアを使用しています。
パタゴニア=環境問題に力を入れている企業です。
㈱フクシンさんの企業イメージが非常に素晴らしいと思います。
パタゴニアの制服を嫌な人はいないと思います。

 

www.fukushin.co.jp

この制服が欲しいです。

制服をフ―ディーにしている所が遊び心があり、素晴らしい!!

 

 

business.enechange.jp

 

 

 

 

超激レアな重機を使って省エネをしました。

 

前の話ですいません。

写真を撮っていたのですが、忘れており、今更報告となります。

 

一年くらい前ですが、

土器川工場のトランス、コンプレッサーを入れ替えました。

目的は省エネです。

 

元々土器川工場は運送会社の倉庫で、それを改造して工場にしています。

昔の話なので、あまり設備のリプレイスについては考えていなかったので、機械の入れ替え工事がやりにくい作りとなっています。

 

今回のトランスは場所が工場の奥で、人力で工場の中を移動させる事が困難な為、手前の駐車場からクレーンでトランスを入れる事になりました。

 

トランスとは変圧器の事で、

通常、工場などで使う電気の送電線のケーブルは電圧が高くなっており、

敷地の中で電圧を下げて使用します。6600v→200vです。

電圧が高い方が抵抗が低くなり、送電時のロスが減るので、電力会社は電圧を高くして送電して、工場などでは、トランスで電圧を下げて電気を使用します。

 

今回のトランス設置場所が工場の奥側なので、

クレーンでも200tクレーンでの搬入となりました。

200tクレーン(TADANO ATF-200)

 

200tクレーンは日本でも数えるくらいしか無く、また稼働する事も非常にレアな為、マニアの方が聞きつけて写真を撮っていました。

 

前日に組み立て、試験をして、翌日に吊り上げでしたが、

マニアの方は、翌日は都合が合わず、前日の組み立て試験のみ立ち会えるそうです。

 

写真ではなかなか迫力が伝わりづらいですが、

稼働させるための重り、鉄板を持ってくるために別のトラックと10t位のラフタークレーンが来ていました。

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やってきました。

 

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据え付けです。

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ナンバーが2000です!

 

 

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タダノのホームページを見ると

200t

400t

550t

700tのクレーンラインナップがありました。

 

700tは1年でどのくらい稼働するのか知りたいです。

 

AR-7000N | オールテレーンクレーン | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車 (tadano.co.jp)

そもそも道路を走れるのかも疑問があります。

 

AR-7000N 製品紹介 | オールテレーンクレーン | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車 (tadano.co.jp)

パソコンの壁紙が無料でDLできます!

 

 

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旧トランスを吊ってきた写真。

 

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すぐ裏は土器川の土手。

数年前にブラタモリでも紹介された水無し川。地下に水が流れているそうです。

土器川一級河川で、管轄が国となっています。

土手からクレーン作業ができれば割と楽なのですが、

一級河川の土手を使用と言うのは少しハードルが高く、諦めました。

 

f:id:k-seamless:20210330202741p:plain撤収。

 

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後ろのタイヤも角度を切れるので、意外と小回りが利くようです。


土器川工場も省エネに取り組んでいます。

トランスの入れ替え、コンプレッサーの入れ替えで省エネが少なからず進みました。

 

土器川工場も生産工程はすべてLEDに変更済で倉庫は一部のみLEDとなっています。

LEDなど装置の置き換えでの省エネはあらかた終わってしまい、

本社工場も同じですが、空調について省エネを考えています。

日本製の靴下を買いたくなる動画を発見しました。

 

先日、個人的にタビオさんのスポーツ用5本指靴下を購入しました。

(ショッピングモール等によくある靴下屋で有名なタビオさんです。)

item.rakuten.co.jp

 

タビオさんについてあまり詳しくないので、

ホームページを見に行くと、

興味深い動画が流れており、見入ってしまいました。

 

ストッキングメーカーと靴下メーカーは近いようですが少し離れている業界です。

丸編みニット編機を使用する事が多かったり、

縫製、セット工程、検査工程、仕上げ工程など工程もほとんど同じだったりします。

染色があるか、ないかは大きな違いですが。

 

しかし、やはり靴下は 知らないことが多く、非常に勉強になる動画でした!

 

この動画は映画風になっていて、照明やカメラ、編集など

映像が素晴らしいです!

日本の古き良き現在進行形の町工場を表現しています。

 


THE QUALITY -タビオのものづくり-

 

 

始まってすぐに手編みからスタートして、丸編機、ダブルシリンダーの動画で

シンカーの動きがリアルです。

これだけでも価値のある動画だと思います。

 

香川シームレスもダブルシリンダー編機を持っていますが、非常に苦手としております。

 

靴下の編立工場では

古い機械をメンテナンスをしながら、自社で改造しながら使い続けている所は非常に素晴らしいです。

 

つながった生地を切り離すところは初めて見ました。

作業している方が職人さんすぎてすごい!

 

リンキング作業も、製造工場でやっている所があるとはびっくりしました。

自動リンキング編機が市場では主流になりつつありますが、この手作業でのリンキングには日本製の手作りの品質があるのだと思います。

素人では、1時間かかっても1足(2枚)生地をリンキングできないと思います。

それほどの技術。また目を非常に酷使しますが、動画の部屋のように上部も十分明かりがある中で、手元用にも蛍光灯を置いてあれば1000ルクスはあると思います。

昔は暗い部屋でやっていて目が悪くなったというような話を聞いた事があります。

 

検査工程もLEDを使っており、生産性、見落としが減らせており、

また台が回っているので、時間当たりの検査数も把握できるため、素晴らしい装置だと思います。(作業者は少し大変ですが・・・。)

 

ペアリングと言う左右の微妙な長さを合わせてペアにする作業ですが、

こんな作業があるのは一般の方は想像もしていないと思います。

 

タグ付けの工程で、糸止めをしていますが、コンベアと組み合わせているこの装置は欲しいです。

 

最終チェック工程越智会長

カンブリア宮殿」に数年前に出演していましたが、製品は必ずチェックしてOKがでないと生産できないと言うルールをうまく動画に入れていました。

 

テレビでは、お店で売れた情報が靴下工場へ行き、その情報を元に作ると言うシステムで、売れてから数日で店舗に補給できると言うスピードにはびっくりしました。

倉庫でのピッキングも取る商品の所が光るような間違わないシステムで運用しており、素晴らしかったです。

 

 

越智会長ですが、

テレビ朝日「激レアさんを連れてきた」にも「靴下の神様」として出演していたのが記憶に新しいです。

靴下の良し悪しは噛んで判断すると言う伝説があります。

今回の動画では噛んでいなかったので、少し残念です。

しかし、たたいて気合を入れる所は勉強になりました!

 

「激レアさん」で若林研究員のラベリングは「靴下の様」

 

 

という事で、

今から日本製の靴下、ストッキング、タイツを買いに出かけましょう。