前の話ですいません。
写真を撮っていたのですが、忘れており、今更報告となります。
一年くらい前ですが、
土器川工場のトランス、コンプレッサーを入れ替えました。
目的は省エネです。
元々土器川工場は運送会社の倉庫で、それを改造して工場にしています。
昔の話なので、あまり設備のリプレイスについては考えていなかったので、機械の入れ替え工事がやりにくい作りとなっています。
今回のトランスは場所が工場の奥で、人力で工場の中を移動させる事が困難な為、手前の駐車場からクレーンでトランスを入れる事になりました。
トランスとは変圧器の事で、
通常、工場などで使う電気の送電線のケーブルは電圧が高くなっており、
敷地の中で電圧を下げて使用します。6600v→200vです。
電圧が高い方が抵抗が低くなり、送電時のロスが減るので、電力会社は電圧を高くして送電して、工場などでは、トランスで電圧を下げて電気を使用します。
今回のトランス設置場所が工場の奥側なので、
クレーンでも200tクレーンでの搬入となりました。
200tクレーン(TADANO ATF-200)
200tクレーンは日本でも数えるくらいしか無く、また稼働する事も非常にレアな為、マニアの方が聞きつけて写真を撮っていました。
前日に組み立て、試験をして、翌日に吊り上げでしたが、
マニアの方は、翌日は都合が合わず、前日の組み立て試験のみ立ち会えるそうです。
写真ではなかなか迫力が伝わりづらいですが、
稼働させるための重り、鉄板を持ってくるために別のトラックと10t位のラフタークレーンが来ていました。
やってきました。
据え付けです。
ナンバーが2000です!
タダノのホームページを見ると
200t
400t
550t
700tのクレーンラインナップがありました。
700tは1年でどのくらい稼働するのか知りたいです。
AR-7000N | オールテレーンクレーン | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車 (tadano.co.jp)
そもそも道路を走れるのかも疑問があります。
AR-7000N 製品紹介 | オールテレーンクレーン | 株式会社タダノ - 建設用クレーン車 (tadano.co.jp)
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旧トランスを吊ってきた写真。
すぐ裏は土器川の土手。
数年前にブラタモリでも紹介された水無し川。地下に水が流れているそうです。
土手からクレーン作業ができれば割と楽なのですが、
一級河川の土手を使用と言うのは少しハードルが高く、諦めました。
撤収。
後ろのタイヤも角度を切れるので、意外と小回りが利くようです。
土器川工場も省エネに取り組んでいます。
トランスの入れ替え、コンプレッサーの入れ替えで省エネが少なからず進みました。
土器川工場も生産工程はすべてLEDに変更済で倉庫は一部のみLEDとなっています。
LEDなど装置の置き換えでの省エネはあらかた終わってしまい、
本社工場も同じですが、空調について省エネを考えています。