ドイツ製医療用編機メルツの整備を行いました。
ドイツ製で非常に高額な編機です。
この機械で弾性ストッキング、着圧ソックス、着圧レギンスなどを製造しています。
整備と言っても、針とシンカーの総替えとプレート周りの掃除程度です。
編成室の中を歩いていると、総替えをしていたので写真を撮っただけなので、
途中経過などはあまり詳細がありません・・・・。
プレートを外して、シンカーを取っている所。
既に針は抜いていました・・・。
アップ。シンカーが数枚だけ外した状態です。
周りの掃除をした状態。プレートを一度戻しています。
針を入れている状況。
細いペンチの先端に針をつかんで入れていきます。
この機会は376本の針、シンカーを使用しています。
針を入れる場合、慣れている人は5本~10本を少しずらしてペンチで挟んで
一度に複数本を入れて効率よく作業を進めます。
初心者は、針を入れるだけで1時間~2時間かかてしまいます。
元に戻した状態。
周りもきれいになっています。
ピカピカになりました。
針、シンカーは鉄製で、生地を編んでいくと少しずつですが、糸が当たっている所が削られてきます。編んでいると針が痛んだり、シンカーが痛んだりすると、新しい針と古い針が混在してきたりと生地面が悪くなります。
定期的に針とシンカーを総替えする事がベストです。
整備に関してもシリーズ化できればと思っています。