香川県はすぐに水不足になります。
岡山、広島、香川は雨が少ない地域らしいです。
しかし岡山、広島は中国山脈で多く雨が降って瀬戸内海へ流れてくるので
水不足にならないようですが、
香川県は讃岐山脈、四国山脈や中国山脈にさえぎられて雨が降らない為
昔から水不足で、各所にため池を作って対策をしたそうです。
愛媛には西日本最高峰の石鎚山など高い山があり山には多く雨が降ることも影響してか、詳しい事はわかりませんが、
西条市は水が豊富で、湧き水など多く、井戸水だけで水道料金がいらない所もあるそうです。
2022年【住みたい田舎ランキング全国1位 】愛媛県西条市の魅力 (u-boku.com)
そんな香川県ですが毎年夏になると早明浦ダムの話題が出てきます。
唱和50年代に水不足解消の為に早明浦ダムから池田ダム経由で
香川県に水を引いてくる香川用水が完成しました。
この香川用水により大きく水不足は解消したのですが、
香川用水のもとになる早明浦ダムの水が無くなると香川県は水不足になります。
ほぼ毎年夏になると県庁の水道のバルブを増し締めして水量を減らして節水PRが行われます。
今年は、2月頃から雨が降らずに水不足がスタートしていました。
今年は、渇水対策本部も設置されたそうです。
7月2日では29%だったのが、数日の豪雨で7月7日で、50%位
7月11日には58%まで回復してきました。
下記より早明浦ダムのリアルタイム写真がみれます。
https://www.water.go.jp/yoshino/ikeda/
弊社はストッキングを製造しており、靴下とストッキングの大きな違いの一つに
染色工程があります。
白い糸で編成して縫製した後に染色工程で色を付けます。
「後染め」と言います。
そちらの方が大量生産時にコストが安くなるからです。
約40年ほど前に事業を拡大するにあたり本社工場から染色工程を
土器川工場へ移しました。
地下水を使用すれば水に困らないと言う理由もあったそうです。
そんな土器川は水が流れていない事で有名です。
ブラタモリでタモリさんが弊社土器川工場近くを長靴で渡る所が放送されました。
本当は、長靴を履く予定でも無かったようですが、当日は少し水量が多かったようです。
僕の知っている渇水は、中学生の頃で
平成6年の渇水 | 四国災害アーカイブス (shikoku-saigai.com)
これだと思います。
大きなポリバケツを買ってきて水をためていました。
何時から何時までしか水が出ない断水と言う事でみなさん苦労したと思います。
役場に給水車も来ていました。
その次は
平成17年の干ばつ | 四国災害アーカイブス (shikoku-saigai.com)
こちらだと思いますが、土器川工場で染色する為の水が確保できなくなり、
本社工場の井戸から水を汲んで土器川工場へ運んでいたと聞きました。
1回に2t~3t位をピストンで運んでいたそうです。
土器川工場は当時は数百tの水を毎日使用していたので大変だったと思います。
今回はそのレベルで渇水になるのではとみんな備蓄を始めていたと思います。
我が家でも飲み水をストックしてサランラップも少しストックして断水に備え始めていました。お皿にラップをする事で食器を洗わなくて済むそうです。
とりあえずしばらくは水の心配は無くなったと思うので、良かったです。
ここ数年は水不足の心配は無かったのですが、久しぶりに心配しました。
逆に本社工場の近くの大束川はすぐに氾濫してしまいます。
1回だけ道路が1m位水に浸かったのですが、本社工場の建物が少しだけ高くなっておりギリギリのところで浸水を免れました。
外の倉庫などは30cm~40cm位床上浸水してしまいました。
大束川の川幅拡張工事が進んできて、ほぼ心配がなくなったのは良かったです。
水は大切なので、節水しながら熱中症対策に水もしっかりとりましょう。